
スタンディングデスク「FlexiSpot」を使った感想を知りたい
スタンディングデスクを組み立てる流れを知りたい
FlexiSpotって重さや耐久性ってどうなの?
こういった疑問に答えます。
- FlexiSpotのスタンディングデスクを使った感想
- FlexiSpotのメリット・デメリット
- スタンディングデスクの組み立て
- FlexiSpotの耐久性と重さの理由
この記事を書いている私は、電動昇降タイプの「FlexiSpot E6」を導入し1年が経過しました。
実際にテレワークで利用中の観点から、感想をお伝えしていきます。
目次
プライベートの時間が3倍に凝縮
スタンディングデスクを導入する前は、帰宅後にPCを開くとネットニュースの誘導のまま、思考停止で1時間過ぎることがありました。
気が付くと椅子に座ったまま寝てしまうこともたびたびあったものです。

もう、寝よっかな・・・。
スタンディングデスクを導入した後は、帰宅して寝るまでの時間がギュッと3倍に凝縮(個人比です)されました。
読書したり調べ事したり、それはもう「あっという間」に感じます。
「積読コーナー」に溜まった本を消化できた事は、自分への自信につながりました。
「受け身」から「攻め」にスイッチが変わった感覚です。
自分にぴったりの高さにボタン1発でセットできる
FlexiSpot E6を選んだ最大の理由は「高さのメモリー機能」です。
あなたは会社でパソコン作業をしているとき「あぁ、姿勢を変えたいな」という時はありませんか?
そんな「ちょっと疲れたな・・・」と感じた瞬間に、立ったり座ったりをボタン1つで切り替えができるのです。

机の高さを変えるたびに上下ボタンをずっと押して調整したり、手動のハンドルをクルクル回したりという作業がなく快適なのです。
肩の力を抜いてPC作業
あなたの机の高さは身体に合っていますか?
昇降デスクは「自分の体形に合った楽な姿勢でPC作業ができる」ことがメリットです。
FlexiSpotでmm単位で机の高さ調節していくと、自分に合うちょうどいい高さに「ここだっ!」と決まるポイントがあります。
それは「ピタッ」よりも「ガチッ!」と身体にハマる体感に近いです。
その高さとは「腕を垂直に降ろして、90度に肘を曲げた場所に机がくる高さ」。
私はこれまで「正しい姿勢」を強く意識したことはありませんでした。
この身体にフィットした机の高さは、なんとも言えない心地良さです。立っているのに、身体の力を抜いてリラックスできる姿勢なのです。
これまで知らないうちに肩に負担が掛かっていたことを知りました。
テレワークでFlexiSpotを使い始めて1年が経過しました。
仕事中は30~40分ごとに姿勢を切り替えて使っていますが、現在のところ故障なく順調に稼働しています。
FlexiSpotの耐久性試験の動画では、製品チェックで2万回もの昇降テストを行っている様子が紹介されていました。
マイナス25℃の環境でもテストするなど、製品チェックの徹底さが感じられます。
わたしの部屋では、ちょうどデスクの上にエアコンがあるのですが、エアコンのフィルター掃除をするのにもFlexiSpotを活用してます。
耐荷重が100kgあるので、身体ごと机の上に乗っかってもパワフルに昇降するのはスゴイの一言。
ただ、テレワーク中に3回だけ「スタンディングデスクが上がらない」トラブルが発生しました。
操作パネルには「ASR(A5Rかな?)」の表示がされる現象です。
こうなるとデスクの天板が上がらなくなります。

この現象は前触れなく発生するので「え?壊れた?!」と焦るのですが、大したことはありません。
「ASR」がパネルに表示されたら、「デスクの高さを一番下まで降ろす」ことで元通り使えるようになります。
何かのセンサーが異常を検知したんでしょうね。
スタンディングデスク利用者の声としては、「スタンディングデスクをやめた」「効果がなかった」という意見もでてきます。
たしかに、一日中ずっと立ちながら仕事をすると疲れます。さらに、近年の研究では「立ちっぱなしで仕事をすることのリスク」も見つかってきました。
(外部リンク)スタンディングデスクの効用、その科学的根拠は?|CNN.co.jp
「電動昇降タイプ」のスタンディングデスクは「立ったり」「座ったり」を「切り替えながら」作業をする机です。
高さが固定されたスタンディングデスクとは役割が異なり、「軽快に姿勢を切り替えられる」ところにこそ、価値があるのです。
つまり、電動スタンディングデスクは「椅子が要らないデスク」という訳ではありません。
少し昔話にお付き合いください。
あなたは、帰宅して夕食を食べて満腹な状態でパソコンの前に座ると、すぐに眠くなってしまうことはありませんか?
私はスタンディングデスクに出会う前は、会社から帰宅して寝るだけの毎日でした。
書籍を読もうとしても、あっという間に眠くなってしまうのです。
そんなときに出会った本がメンタリストDaigoさんの「自分を操る超集中力」です。
この本には、スタンディングデスクのメリットが記されていて、目が覚めるほど私の悩みに直球で答えてくれる書籍でした。
立っているときは、座っているときに比べて認知能力や集中力、判断力も大きく上昇することが研究で明らかになっています。
自分を操る超集中力 P96
私は読書の際も部屋の中や安全な場所を歩きながら、本の中の気になったところにマーカーを引き、さまざまな情報を得ています。
自分を操る超集中力 P97
なるほど、歩きながら読書するといいのか・・・?

もしや、アレで自作できるかも!
それまで物置の奥で眠っていた「ウォーキングマシン(ALINCO AFW3309)」を引っ張り出し、強力両面テープでべニア板を貼り付けてみたのです。
メーカーに注意を受けそうなトレッドミルデスクの代用ですが、簡易デスクが完成しました。

ここで歩きながら読書してみると、頭が冴えて集中できる実感がありました。
その一方で、次のような悩みがありました。
- 疲れた時に座れない
- じっくり座って集中したいときに座れない
- テーブルが狭くて不安定
例えば、プログラミングのバグ修正の場面では、ウォーキングマシンで歩きながら作業することはできません。座ってじっくり作業したいのです。
作業の内容に応じて、「歩きながら、立ちながら、座りながら」を柔軟に切り替えできる机を探すようになりました。
そんな時にやってきた「Amazonプライムデー」。
ネットで評価が高く、組み立てが簡単な電動昇降スタンディングデスク「FLEXISPOT E6セット」が、なんと「2万円引き」だったのです。

よし、これも自己投資だ!

Amazonセールのおかげで4万円台で購入することができました。
メリット
- 組み立てが簡単
- ゆったり作業できる快適な広さ140cm×70cm
- 高さのメモリー機能でボタン1つで好みの高さに
- 安全装置「障害物検知機能」付き
- 価格に見合う頑丈さ
- 同じ姿勢を警告するアラーム機能
組み立てが簡単
たったの「ネジ6本」で組み立てが完了してしまいます。
1個所だけ「Cねじ問題」で悩まなければ、30分ほどで組み立てられる簡単さです。(Cねじ問題は、後ほど紹介します)
基本的に付属のドライバーで済んでしまいますが、コントローラーの取り付けは電動ドライバーがあったほうがいいです。
ゆったり作業できる快適な広さ140cm×70cm
横幅は、ノートPCの左右に15インチのモニターを2枚を置いても余裕があるほど。
1人で作業するには、かなりゆったりとしたデスクスペースです。
高さのメモリー機能でボタン1つで好みの高さに
「座ったとき」、「立ったとき」それぞれの姿勢でピッタリの高さになるよう3つまで高さを記憶させておくことができます。
安全装置「障害物検知機能」付き
昇降中に接触を検知すると停止する安全機能がついています。
たとえばメモリー機能でスタンディングデスクを下降させる際、椅子のひじ掛けにぶつかると、接触を検知して停止したうえで、少し上方向に戻してくれます。
100kgまで上下に動かせるパワフルなモーターなので、「もしも」のときの安全装置は重要です。
同じ姿勢を警告するアラーム機能
立ちっぱなし、座りっぱなしは身体に負担をかけてしまいます。集中していると「1時間立ちっぱなし」なんていうこともあるものです。
そんなときに活躍するのが、「姿勢アラーム」です。
最初は「この機能、あまり使わないかな」と思ったのです。しかし、集中していると気づかずに片足に体重をかけて悪い姿勢になることも。
今では積極的にアラーム機能を使うようにしています。
ちなみに、設定した時間がくると次のような音が鳴ります。
デメリット
FlexiSpotの製品自体のデメリットではありませんが、導入するには「2つのハードル」があります。
- めちゃくちゃ重い
- 設置後のゴミ捨てが大変
この「重さ」「大きさ」について、次に述べていきます。
デカくて重い
佐川急便のお兄さんが「とても大きくて重たいお荷物が2つ届いています」と電話先で言うくらい。
宅配のプロでも「とても重い」と言うほどなので、それなりに覚悟が必要です。
玄関先から自分の部屋に運ぶのが最大の難関です。
2つある梱包を紹介します。
大きさがわかるように、パソコンのキーボードと比較してみました。
まずは、机の脚が入っている段ボール

もう1つは天板です。

この大きさ、伝わりますでしょうか?
それぞれ27kgと30kgなので、重さだけ見れば大人の男性なら「まあ、いけそうだな」と感じるわけです。私もそうでした。

フフフ。
まあ、運べるでしょ。
ところが、届いてみて最初に感じたのは
「やっぱり重い!どこを持てばいいの?」
です。手を引っ掛ける”掴み”になる部分がないのです。

えらいこっちゃで。
どうやって運ぼうか・・・。
さらに、私の場合は設置する場所は2階なので、階段を登らなければなりません。
段ボールを抱っこするように運びます。
気を抜くと、一瞬で腰と背骨が崩壊しそうな緊迫感。
「せーの、フンッ!」って感じで1段ずつ慎重に登っていきます。
最後なんか、孫悟空でいうところの「5倍の界王拳」。

うぉりぁーーー!
って具合でようやくたどり着くわけです。
大袈裟に感じるかもしれませんが、部屋まで運ぶ格闘に30分。
初日は完全に燃え尽きてしまい、組み立てる気力が起きませんでした。

今日はもう、無理です・・・。
女性の方で購入を検討されている場合は、無理せず会社の後輩(男子)に協力をお願いしましょう。
とにかく身体を壊さないように注意が必要です。
段ボールのごみ捨てが大変
組み立て終わってホッと一息したいところですが、部屋の中には大きな段ボールが散乱しています。
緩衝材もゴツく、想像以上にかさばります。
地域の自治体のルールに沿って紙ひもなども用意しておきましょう。
FlexiSpot E6の組み立て
さて、ここからは組み立ての段取りを紹介していきます。
天板の段ボールを開きます。電源ユニットはすでに固定されていて、脚とコントローラーを取り付ければ完成です。

天板を覆っていた緩衝材のゴツさに驚きました。厚さ2センチくらいある段ボール素材の板です。

続いて足部分の段ボールを開封します。

こちらにマニュアルと付属品が入っています。

脚の裏には、高さ調節のアジャスターがついています。
触った質感は、ゴツっとした硬いプラスチック。
床が木の柔らかい無垢板だと、傷がつきそうで心配です。


脚を取り付けたら、ケーブル類を電源ユニットに接続します。十分な長さがあるので、ケーブルのたるみが気になります。メッシュ板の下に潜らせるようにしました。

脚と天板の接続で気を付けるところは、接続部分に「すき間」ができないようにしっかりとネジを締めることです。

ここにすき間があると、完成したときにテーブルの脚が「逆ハの字」になってしまい、スムーズに昇降できません。


コントローラーを取り付けます。
天板にねじ穴が開いているので、取り付けはスムーズです。
それでは机を起こして、完成です。

ホッと安心して周囲を見回すと、部屋の中にデカい段ボールや緩衝材が散乱しています。
最後のひと仕事、お掃除がんばります!

それでは、コントローラーを保護しているフィルムを剥がします。
まるでテープカットのような緊張感です。

ピカピカです。ようこそ我が家へ!
LEDライトが付いていて、ボタンを押すと高級感が漂う感じに演出してくれます。

FlexiSpotって、どうしてここまで重いのでしょうか?
理由としては、立位姿勢で使った場合の安定性を確保するのに、どうしても頑丈な「脚」が必要なんだと思うのです。
脚部の素材に「自動車用SPCC鋼材」を使っているあたり、軽さよりも安定性や耐久性を重視する姿勢を感じます。
脚部の素材は、自動車用SPCC鋼材で、デスクの耐久性を確保でき、全体的に安定させ、揺れを防ぎます。
FlexiSpot EG1 商品ページ https://flexispot.jp/eg1.html
格安のスタンディングデスク製品のレビューを見ると、「立ち姿勢でパソコンを使うと、モニターが揺れて集中できない」という内容があったりします。
FlexiSpotではどうかというと、立位姿勢でのタイピング中に「わずかに」27インチのモニターが振動することはありますが、気になるほどではありません。
組み立てるときは重くて大変でしたが、頑丈な脚のおかげで安定性が高い机だと感じます。
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ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
スタンディングデスク「FlexiSpot」を1年使った感想をお届けしました。
ただ気を付けたいのは、「立ちっぱなしの姿勢は身体に負担をかけてしまう」ということ。
スタンディングデスクを「効果的に使うための仕組み」を記事にしましたので、よろしければこちらもどうぞ。

テレワークでのパフォーマンスを高めるために、デスク環境に投資してみてはいかがでしょうか?
この記事が、あなたのスタンディングデスク選びにお役立ていただけたら幸いです。
それではまた!