ゲーミングチェアが蒸れる。ゲームや仕事するのに不快。対策を知りたい
ファブリックのゲーミングチェアなら、お尻が蒸れないの?
ゲーミングチェアにハニカムゲルクッションって蒸れ対策に効果あるの?
こういった疑問に答えます。
- ファブリックのゲーミングチェアの蒸れ事情
- ゲーミングチェアのお尻の蒸れ対策
- ゲーミングチェアでゲルクッションを使う時の注意点
わたしが使用しているゲーミングチェアは、ファブリック(布)素材のタイプです。
「ファブリックは通気性が良くて蒸れにくい」と聞いたことはありませんか?
確かに、PUレザーと比較すればそうかもしれません。
しかし結論から申しますと、
ファブリックのゲーミングチェアでも、蒸れます。
1時間も座ったまま作業をしていると、座面には熱気がこもり、ジワっとお尻から汗が出てきます。
その状態のまま座り続けると、湿気がこもって蒸れが起きてしまうわけです。
どれくらい蒸れるかというと、座面の布地が湿気で伸びて波打つほど。
むしろPUレザーよりファブリックが厄介なのは、布地の中に汗が染みこんでしまうことです。
椅子ごと「丸洗い」することもできません。
一度しみ込んだ汗は、2度と帰ってこないのです…。
そうかファブリック、蒸れるんだね。
OK分かった落ち着け。
これからの付き合い方を考えていこうじゃないか。
この蒸れた状態で利用しつづけると、ファブリックのゲーミングチェアはどうなるでしょうか?
そうですね…、間もなく雑菌だらけになるでしょう。
さらには「悪臭を放つモンスター椅子」に変身してしまうに違いありません。
そして、汗をかいた背中とお尻。
多少は汗をかく事はしょうがないとしても、いちいち拭いていられません。
とはいえ、皮膚についた汗を放置していると、かゆくなったり雑菌が繁殖して炎症の原因になったりと、肌トラブルになることも考えられます。
何とか早いうちに、お尻の汗に勝つ対策を取らねばならないのです。
初めてゲーミングチェアを使い始めた日の午後、「ゲーミングチェアの蒸れる現実」に直面しました。
ファブリックのゲーミングチェアでも、やっぱり蒸れるのね…。
座面の布がお尻の汗を吸い込んで「ウネウネ」と波打ってるじゃないですか。
みんなが口をそろえて言う「ゲーミングチェアは蒸れる」って、こういうことだったんだ。
座り心地が良すぎるから、座りっぱなしになりがちなんですね。
わたしも座りっぱなしで作業していたのが悪いのですが、
新品のゲーミングチェア、初日からお尻の汗で汚してしまいました。(>_<)
このまま1週間も使い続ければ、雑菌たっぷりな「オジサン臭のするゲーミングチェア」のでき上がりです。
そんなのイヤです。(/ω\)
というわけで、お尻や背中から噴き出した汗を吸収する「バスタオル」をカバーとして使うことにしました。
まずは、バサッとゲーミングチェアに被せてみます。
サイズ的にはイイ感じ。
ただ、このままだと直ぐに「ずり落ちて」しまうので、後ろの部分を縫い合わせました。
針と糸を持つのなんて、何十年ぶりでしょう。小学校の家庭科の授業ぶりです…。
針に糸がなかなか通らない!あの糸通しが必須な年齢なのね…。
バスタオルの厚みに苦戦しながら「なみ縫い」すること10分。
これで、グッと下に引っ張ってもズレないカバーになりました。
立ったり座ったりしても、ずれを気にせず安心です。
長さ140cmのバスタオルって、ゲーミングチェアのために作られているんじゃないかというほど、ジャストサイズ!
頭から座面まで、丸っと覆ってくれます。
立ったり座ったりしても、ずり落ちない♪(*´▽`*)
でも…。なんか、見た目が残念なゲーミングチェアですね。
・・・はい。見た目は「超絶イケてない」ゲーミングチェアになってしまいました。(;^ω^)
しかし、お尻の汗からゲーミングチェアを守るために、もう背に腹は代えられません。
使った感想としては、「さすがバスタオル」です。
汗をグングン吸い込んでくれます。
1時間座りっぱなしの場面でも、座面のタオルが汗をしっかりキャッチしてくれます。(*´▽`*)
ゲーミングチェアの布地はサラサラしていて、湿気が届いていません。
とりあえず、お尻の汗の問題は、バスタオルのカバーで乗り越えていきます。
バスタオルで「濡れ」対策
「ファブリック」のゲーミングチェアの場合、お風呂上りの「濡れた髪の毛」は注意が必要なんです。
なぜなら、髪の毛が濡れた状態で背もたれに寄りかかってしまうと、頭が触れる布地の部分に汗などの水分がしみ込んでしまうからです。
「PUレザー」ならサッとタオルで拭けば元通りですが、ファブリックだとそうはいきません。
そこで、この「バスタオルカバー」が威力を発揮します。
カバーのおかげで、お風呂上りで髪の毛が湿った状態でも、背もたれに寄りかかってビールが飲めるようになりました。(*´▽`*)
同じカバーをもう1つ自作したので、就寝前に新しいカバーへ取り換えて、汚れたタオルはお洗濯かごへ。
まるで下着感覚で毎日カバーを洗っています。
カバーというか、まあバスタオルなんですけどね。(*’▽’)
座面の蒸れ対策用に、通気性の高い「ハニカムゲルクッション」を導入しました。
「ハニカム=ミツバチの巣」のような、正六角形の穴が無数に開いた、通気性の良いクッションです。
ブヨブヨした素材ですがしっかりと弾力があり、指でグッと押すと深く沈みます。
使い始めて3週間となりました。座り作業にはハニカムゲルクッションは欠かせない存在になっています。
それでは次に、ゲルクッションを使ってみた感想についてお話しします。
ゲルクッションのメリット・デメリット
ゲルクッションは通気性が高い構造のため、お尻の蒸れは半分くらい軽減されました。
さらに、お尻から太ももの体圧が分散されることで、お尻が痛くなりにくいです。
- お尻の蒸れが5-6割軽減された
- 体圧の分散によりお尻が痛くない
- ゲーミングチェアの生地へのダメージを軽減できる
その一方で、購入前に気づけなかった点もあります。
それは、「座面が高くなることで、机が低く感じる」という点です。
このゲルクッションにかかわらずですが、椅子にクッションを敷くことで座面が高くなるため、机が低く感じてしまうのです。
我慢して高さの合わないデスクのまま作業をしていると、肩こりや腰痛などの原因になってしまいます。
- クッションの厚みが4cmあるため、机の低さが気になる
- 持ち運ぶには少し重たい(重さ1.2kg)
わたしのゲーミングチェアでは、すでに座面の高さが下限ギリギリで使用していました。
わたしの脚が短かったようです…。
これ以上椅子の高さを下げることができないため、スタンディングデスクの高さを3cm上昇させてプリセットしました。
また、ゲーミングチェアには「ヘッドレスト」や「ランバーサポート」といった装備があり、それらクッションの位置も上に移動させる必要があります。
クッション4センチの厚さって、けっこう影響が大きいのです。
「ハニカムゲルクッション」の座り心地は素晴らしいですが、座面が高くなる影響を加味して導入することをオススメします。
お使いの椅子やデスクの高さ調整ができるかどうか、事前にチェックしておきましょう。
- 机の高さ
- ネックピロー(ヘッドレスト)
- ランバーサポート(腰当て)
- ひじ掛け
- フットレスト(足置き)
Q.ハニカムゲルクッションって臭いの?
「1週間たっても部屋中にプンプン匂う!」というような嫌な臭いはありません。
鼻を近づけてクンクンすると、多少のゴムっぽいにおいがする程度です。
まだまだ、蒸れ対策のあくなき挑戦は続きます。
今度は、ハニカムゲルクッションの下に、保冷剤を敷いてみました。
体重が掛かると破裂する可能性があるため、できるだけ荷重がかからない個所に設置するのがポイント。
もし破裂したときのために、ビニールやタオルを敷いておくと安心です。
お尻の蒸れやすい箇所にピンポイントに冷気が当たるように調整してみました。
やれやれ、なんという原始的な方法かしら…。
ですよね、保冷剤で蒸れが解決するわけな…。
…これ、試す価値アリです。
効果が出始めるのは、座り始めて10分後。
徐々にほんのりと、保冷材の冷気が優しくお尻に伝わってきます。
1時間座りっぱなしでも、お尻の汗や蒸れなどの不快はありませんでした。
むしろ、時間がたつほど冷たさが増してきます。
保冷材のボコっとした膨らみは感じるものの、
ゲルクッションの厚みのおかげで膨らみを程よく吸収してくれるのです。
快適サラサラなお尻です。(*´▽`*)
とはいえ、相手は保冷剤。
調子に乗ってずっと敷いたままでいると、お尻がキンキンに冷たくなってきます。
凍傷になったら蒸れ対策どころじゃありません。
さらに、保冷材の効果は2~3時間で低下してきますので、ちょっと課題ありですね…。
ネットのレビューでは「ひんやり快適」「蒸れ改善の効果アリ」とのメリットがうかがえます。
長時間の座り作業で必ず蒸れる「アノ部分」にも風がくるとは、素晴らしく画期的なアイテムです。
とはいえ、導入には気になるポイントがあるのも事実。
在宅ワークで使うとしても「ファンの騒音」と「座面のクッション性」は生産性に影響してきます。
自分のデスク環境にあうタイプを選定したいものです。
- USB電源供給が必要
- 風量の調整はできるか
- ケーブルの長さが自分の環境にあっているか
- ファンの騒音レベルはどうか
- ファンの耐久性
- カバーの素材、洗濯のしやすさ
- クッション性はどうか
- 耐荷重は何キロまで
家の中で室内履きを使う場合、暑い季節には足裏の蒸れも気になることはありませんか?
そんなときには「足元ファン」を試してみるのもいいかもしれません。
足を乗せるだけで、下から涼しい風が出てくる便利アイテムもあったりするんです。
お風呂上りにも気持ちよさそうですね。
冬場はコンセントを抜いて、フットレストとしても使えそうです。
ゲーミングチェアの「蒸れがスゴい」のは座面だけではありません。
背中の蒸れも半端ないのです。
原因は、ゲーミングチェアに付属の「ランバーサポート」。
さわり心地は滑らかで弾力もグッドなのですが、
身体と接している背中の熱が逃げないのです。
1時間も座っていると、背中が汗でびっちょりしてきます。
これたぶん、寒い季節にめちゃくちゃ重宝するタイプのやつです。
というわけで、その時期が来るまでクローゼットでお休みしていただくことにしました。
メッシュのランバーサポートに変えた効果
背中の蒸れ対策で導入したのが、「メッシュの腰当てクッション」です。
ホームセンターのカー用品売り場で500円ほどで購入してきました。
ゲーミングチェアで使った感想は
「お!これでいいじゃん!」という感じ。
この形状のおかげで、背もたれと身体の間に空間ができるのです。
蒸れでビチョビチョになっていた背中ですが、
メッシュの通気性のおかげでサラサラ快適になりました。
さらにランバーサポートの役割もバッチリ。
姿勢の改善にも貢献してくれます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ファブリックのゲーミングチェアでも、ずっと座り姿勢をつづけていると蒸れやすいのです。
お尻の「蒸れ」と戦うためのキーワードは「通気性」です。
身体から出た熱や汗を開放してあげれば、不快な蒸れを軽減できます。
それでは最後にまとめます。
- お尻の汗をしみ込ませないカバーで守る
- ハニカムゲルクッションを敷く
- 保冷剤を活用する
- 送風ファン付き座布団を使う
- スタンディングデスクでこまめに姿勢を変える
ゲーミングチェアって座り心地がいいので、ずっと座りっぱなしになりがちなんですよね。
でも実は、座りっぱなしで仕事をすることは、さまざまな健康リスクがあることをご存知でしょうか?
厚生労働省では、座りすぎに関して次のように警鐘を鳴らしています。
生活の中で座りすぎている場合は、座りすぎていない人と比較して、寿命が短く、肥満度が高く、2型糖尿病疾患率や心臓病疾患率が高いことが報告されています。
厚生労働省「座位行動」|https://www.mhlw.go.jp/content/000656521.pdf
もし、あなたがゲーミングチェアに座りっぱなしの日々を過ごしているのなら、5年後の健康についても考えてみませんか?
「立ち机(スタンディングデスク)」なら、立ったり座ったり姿勢を切り替えて仕事ができますよ。
次の記事では、今お使いのデスクに乗せるタイプの「卓上スタンディングデスク」を紹介しています。
よろしければ、参考にしてみてください。
この記事が、あなたの快適な仕事環境づくりの参考になれば幸いです。
それではまた!