15インチのモバイルモニターを縦置きできるスタンドを探している
ニンテンドーSwitchを安定して載せられるスタンドを探している
この記事はそんな方に向けて書いています。
結論から言いますと「モバイルモニターでも使えるけど、念のため足元を固定しましょう」です。
はじめに
先日、15.6インチのモバイルモニター(Lepow Z1 / JN-MD-IPS1562FHDR)をレビューしました。
いまやノートPCのサブディスプレイとして大活躍です。あまりに便利なので、
「ひょっとして、縦置きモニターにすればiPadのように書籍を読めるのではないか?」
という欲が湧いてきてしまいます。
しかし、多くのタブレットスタンドがある中、15.6インチに対応した縦置き用のスタンドがなかなか見当たらないのです。
そこで今回は、13インチ用のタブレット向けスタンドを15.6インチで検証した結果をお話ししようと思います。
検証したスタンド「Lomicall S」
Lomicall S(ロミコール)タブレットスタンド
対応機種4-13インチタブレットまで
購入価格2,980円[税込み]
(Amazon:2020/05/04現在)
Lomicallってどんな会社?
Lomicallの本社は中国の深セン市。主に電子ガジェットやアクセサリーを提供している会社です。
公式Webサイトを見ると、おしゃれなスタンドがたくさん出てきます。
Lomicallスタンド開封
Lomicallスタンドの重さとサイズ
スタンドの重さ
まずは重さから。スタンド本体の実測値は267gでした。
267gと聞いても、パッとイメージがわかないですね。
水が入ったコップと同じくらいの重さです。
スタンドのサイズ
おもな場所のサイズを計測してみましょう。
Lomicallの残念&おすすめポイント
- 他の商品と比較して割高(購入価格2,980円[税込み])
- アルミ素材の縁にバリがある
アルミ素材の縁を指で触ると、所どころにバリがあります。
このバリ、エッジが鋭いので持ち運びには気を使います。
- 可動範囲が広い
- 角度の保持が頑丈
- 爪の部分がしっかり機材をキャッチする
- 充電しながらスタンドを利用できる
スタンドの稼働範囲が広い
可動範囲は「ここまで使うか?」というくらいに動きます。
iPadを垂直に立ててカメラスタンドとして利用することも。
ただ、垂直にするとiPadが前に倒れる危険があるのでお勧めしません。
縦置きにしたiPadを水平にしても、スタンドは倒れません。
角度の保持が頑丈
写真のとおり、国語辞典を載せても、調整した角度はビクとも動きません。
角度調節には「グッググ~ッ…」という感じの強めの力が必要です。これほどの硬さがあれば、ある程度の重さがある機器を載せても安定しそうです。
受け止める部分の「爪」が機材をしっかり包みこむ
iPadが後ろにひっくり返らないように、爪がしっかりキャッチしてくれます。
ニンテンドーSwitchを置くとどんな感じ?
Switchには、本体の後ろ側にスタンドがあって便利です。
そんなSwitchに立ちはだかる問題とは?
Nintendo Switchを引きずって動かそうとすると…。
Switchに少し力が加わると外れる仕様になっているんですね。
外れても簡単に付けられるのでいいのですが、角度を調節したい時もあるものです。
倒れにくくて、角度調整できるスタンドがあったらいいのにな…。
そんな難題に対して、Lomicallスタンドはどう解決するつもりなのでしょう。
LomicallスタンドにSwitchを設置してみると・・・。
なんということでしょう。
Switchを安定して設置できて、角度も自由に変えられるではありませんか。
凛とした後ろ姿。
Switchの厚さ(約14mm)でも、しっかりと爪が引っかかっています。
これでもうSwitchが倒れる心配はありません。
スタンドに置いたまま電源ケーブルも利用できる
受け止め部分が工夫されていて、充電しながらスタンドに設置できるので都合がいいです。
この3cmくらいのスペースのおかげで、電源ケーブルを差したまま利用することができます。
検証「15.6インチのモバイルモニターでも使えるか?」
15.6インチの横置きを試す
先日導入した15.6インチのモバイルモニター「JN-MD-IPS1562FHDR」です。
フルHDで便利なのですがVESAマウントに対応していない(ネジ穴が開いていない)のです。
モニター本体の重さは約700g。果たしてLomicallスタンドに配置して安定するのでしょうか?
15.6インチモニターでも、横置きであれば角度を倒しても安定しています。
参考までに、モバイルモニターの厚さは約8mmです。
受け止める支持のゴムがしっかりキャッチしていて、グラつきがありません。
支持部分の返りが深いため、少しくらい机が揺れても安定してくれます。
15.6インチの縦置きを試す
それでは、いよいよ15.6インチモニターの縦置きにチャレンジします。
最初は、
おし!やった!立った!
と喜んでいたんです。
しかし、エアコンの風がファサ…って当たった瞬間に
やはり、15インチの縦置きには無理があったのね…。
結果「15.6インチを縦置きするには足元を固定しよう」
やはり13インチ用のスタンド。15.6インチモニターの縦置きは不安定です。
机に振動を与えてしまったり、角度を調整したりすると、後ろに倒れてしまうことがわかりました。
倒れないように施策
そのままでは不安定なため、足元を固定することにしました。
ホームセンターで数百円で購入してきました。25mmのクランプ(締め具)です。
後ろに倒れないように、足元をクランプで固定してみました。
ですがお客様。せっかくのデザインが台なしでございます・・・。
ま、まぁ見栄えはあまり良くないですよね。
・・・とりあえず、これで、どんなに机を揺らそうがエアコンの風が当たろうが、
安定して縦置きでディスプレイを利用できるようになりました。
水平にしても安定できるのは、受け止め部分の爪がしっかり囲ってくれるおかげです。
見栄えよくないけど、縦置きできればOKにします。
このスタンドが与えた影響
iPadより読書がはかどる
これまでは、電子書籍はiPad Air2で読むことがお決まりになっていました。
それが今では、縦置きモニターが書籍リーダーの役割を担っています。
1ページがB5サイズの紙と同じ大きさで表示でき、iPad Air2よりも大きな文字で書籍を読めるようになりました。
Retinaディスプレイほどの滑らかさはありませんが、さすがのフルHDです。書籍の文字がくっきりと見えます。
重要な箇所にマーカーを引いたり、要点をマインドマップにまとめたりといったアウトプットの作業が同じPCでできるのは快適です。
モバイルモニターの使い方の幅が広がったお得感に喜んでいます。
93行までスクロールなしで読める
コーディング作業をする際も、スクロールせずに93行まで表示できるようになりました。
横置きだと49行程度だったので、縦に長いコードを追うときは助かります。
まとめ
今回は頑丈なタブレットスタンド「Lomicall」の紹介をしました。
念のためですが、このスタンドの対応機種は4~13インチです。
15.6インチのモバイルモニターを縦置きで使う際は、倒れないように足元を補強してご利用ください。
この記事がスタンド選びの一助となれば幸いです。